
「スパムの15%は『風説の流布』,株価を吊り上げる偽情報」,ベンダーが警告
関連:株価操作のスパムメールに注意(用語辞典:スパム)
情報が重要となるIT情報社会の中で無闇にやられると恐ろしいことになりそうですね。ちょっと考えたでも以下のような情報の不正操作ができてしまう恐れがあります。
・偽の情報を流して特定の会社の株価を操作
上記の記事にもあるとおり、「新サービスを始めるらしい」などで株価を釣り上げて株で儲けたり、逆に「あれの調子が悪いらしい」などと株価を下げさせることも。企業が訂正を出すまでにある程度広がってしまえば少なからず影響が出てきます。
・架空の顧客情報を作ってWinnyネットワークなどへ流す
一見被害は無意味に見えますが「○○の会社の情報が漏れてるらしい」と偽りの流出情報を流すことで瞬く間にニュースサイトやブログで広がり混乱させ、信頼を落とさせることで間接的に莫大な損失を与えることができるのでは。
そもそも未だに迷惑メールや宣伝メールがなくならないのは、ネット利用者の中で「スパム」や「スパイウェア」などに敏感な人の割合というのは多いように見えて実は少ないですからね。対策についてもいたちごっこですし、いくら携帯やパソコンが高性能になってもセキュリティ意識を高めることは必須になるでしょう。